【歯周病の手術について】知っておきたい費用や保険のこと
手術が必要な歯周病の重症度とは
歯周病が進行すると、歯肉の炎症が徐々に拡大していきます。セルフケアや歯科医院でのメンテナンスが困難になるほど進行した場合は、外科手術で歯肉を切開し、歯周病菌を除去する措置が必要です。
歯の根の半分近くまで歯肉の組織が破壊され、歯がぐらつき始めた場合は、手術が求められます。また、歯ぐきの出血が目立つ場合やあきらかに変色している場合も、手術が必要なサインです。それ以上放置すると、最終的に歯が抜け落ちてしまうため、なるべく早く歯科医院に相談してください。
歯周病の手術にかかる費用
重度の歯周病を手術するためには、大きな費用が発生します。歯科医院によって異なりますが、1回あたり35,000~100,000円が相場です。歯周病の手術には複数の方法があり、どの方法を選ぶかによっても費用が変わってきます。
歯周病の進行状況によって必要な手術は異なるため、歯医者さんに状態を確認してもらい、必要な手術の案内を受けてください。費用をかけないためにも、定期的に歯医者さんに足を運ぶことをおすすめします。
歯周病の手術費用は保険適用?
歯周病の治療は基本的に保険適用です。比較的重症の歯周病に対して行われる歯石除去の手術も、保険治療で行われます。一方で、保険治療には使える材料や薬剤、時間が制限されているのも事実です。
このことから、歯周病の自由診療を実施している歯科医院も少なくありません。特殊な外科治療などは、基本的に自由診療となります。また、来院の回数が減り、短期間の改善が期待できる点も、自由診療のメリットです。費用や手術内容については、歯医者さんに確認してください。