歯周病手術の流れを知ろう!三重の専門医を選ぶ前の基礎知識
フラップ手術の特徴と流れ
中度から重度の歯周病の場合は歯周ポケットが深くなりすぎてしまい、基本治療では歯周ポケットの中の歯垢を十分に取り除くことはできません。
歯周ポケットが6ミリ以上になった場合はフラップ手術をおこない、歯茎を切開して歯周ポケットの中や歯根の歯垢や汚れを取り除きます。
さらにその後は歯周ポケットを浅くする手術でポケットに歯垢が溜まりにくくします。
切除療法の特徴と流れ
歯を支える骨である歯槽骨が歯周病によって減ってしまい、骨にくぼみができたときに行う手術です。
歯周ポケットに発生した歯垢を取り除いて歯槽骨を削って形状を整えます。その後、歯槽骨に被さるように歯茎を縫合して歯周ポケットを浅くします。これにより歯周ポケットが少なくなり歯垢が溜まりにくくなります。
ただし歯槽骨を削った分歯茎の位置が下がり、歯が以前よりも長く見えるようになる手術です。
GTR法の特徴と流れ
歯槽膿漏によって後退した歯肉や歯槽骨を再生する手術です。
まず、歯茎を切開して歯周ポケットの中の歯垢を取り除き、さらにダメージを受けた歯茎を取り除きます。その後は特殊な膜を使用して歯根膜や歯槽骨を保護し、再生できる状態にします。
これらの治療は歯を抜歯せずにおこなうことができ、歯周組織を健康な状態に導くことができます。
エムドゲインの特徴と流れ
まず、歯茎を切開して歯周ポケットに溜まった歯垢を取り除きます。その後は歯の成長を助けるエムドゲインジェルを歯垢を除去した部分に塗り込みます。
ジェルの成分はブタの歯胚から抽出したエナメルマトリックスたんぱく質で、失った細胞の再生を促す作用があります。
この治療によって元の状態に近い程度の再生が可能です。