三重に住む若い人も要注意!重度の歯周病「歯槽膿漏」とは
歯槽膿漏の症状をセルフチェック
歯槽膿漏は歯周病とも呼ばれており、発症しても初期の自覚症状はほとんどありません。
歯が痛くて物が噛めないときには症状がかなり進行している状態です。そこまで進行する前に、セルフチェックで症状は発生しているか確かめておきましょう。
歯茎が腫れている、歯茎から血が出ている、口の中がネバネバする、歯が揺れている感じがする、などの症状は歯槽膿漏の初期段階です。放っておくと歯を失う危険があるので、早めに歯科医院で検査してもらうことをおすすめします。
歯槽膿漏になりやすい人の特徴
歯周ポケットに溜まった歯垢が歯槽膿漏を進行させます。
このために、歯磨きを怠るような人は歯槽膿漏になりやすいといえます。食物繊維やビタミンCは歯槽膿漏に良いと言われているため、栄養が偏るような人もなりやすい傾向にあるようです。
また、たばこのタールは血流を悪化させ、歯にこびりついて歯茎に歯垢を溜まりやすくします。ストレスを溜めると唾液が減って歯垢が発生しやすいので、ストレスが溜まりやすい方も要注意です。
放置すると歯を失うリスクにつながる
歯槽膿漏は歯茎を減らすと共に歯を支えている顎の骨も溶かしていきます。歯槽膿漏の初期段階からあごの骨はわずかに溶けはじめ、症状が進行して中度になると歯がぐらついてきます。
さらに歯槽膿漏が重度になると歯茎が大きく後退し、あごの骨が溶け始めます。このとき歯は大きくぐらついている状態で、このまま放置すればやがて歯が抜け落ちてしまいます。
歯が抜けてしまった場合は入れ歯やインプラントなどの治療を行う必要があります。