三重で歯周病治療を受けたい!完治するまでの治療の流れ
スクリーニングや精密検査で歯茎の状態チェック
歯周病治療を始める前には進行度を調べるために検査がおこなわれます。
最初は基本的な口腔内の検査です。スクリーニング検査によってプラークや口内細菌などを調べて口腔状況の確認をおこないます。さらに歯科医が口の中を見て歯周病の疑いがあるのか、歯茎の状態はどうかをチェックします。
これらの検査で歯周病と分かれば次に精密検査をおこないます。レントゲン撮影による歯の骨の状態のチェックや、歯周ポケットの深さの測定・炎症などの有無などを調べます。
歯周病治療の内容と通う頻度
歯周病治療では基本治療と外科治療の2つの方法があります。
基本治療では歯垢や歯石を取り除くプラークコントロールをおこないます。自宅でのセルフチェックで済む場合が多いのですが、歯科医院でスケーリングをおこなうケースもあります。
スケーリングではプラークの付着を防ぐために歯の表面の歯垢や歯石を機械で取り除きます。歯がぐらついている場合は噛み合わせの調整をします。また、同時に患者さんに正しい歯磨きが出来ているかも確認します。歯磨きがおろそかだといくら治療しても歯周病が再発してしまうためです。
これらの基本治療は4~6回ほど行われ、1ヵ月ほど歯茎の回復期間を空けたのち再検査をおこないます。人によっては定期健診で様子を見ることもあります。再検査で歯周病が見つからなければ治療は完了となります。
重度の場合は手術をする
患者さんによっては歯周病が進行しており、基本治療だけでは治療できないケースもあります。
歯周ポケットが大きくなって歯を支えている骨にまで影響が出ている場合です。歯茎を切開して深くなった歯周ポケットからプラークや歯石などを除去して歯茎を元の状態に戻す手術があります。
骨が溶けて穴が開いているような状態の場合は骨の再生手術をおこないます。歯が損なわれた部分に歯科材料を詰めて骨の再生を促す方法です。
手術後は噛む力をチェックし、十分に歯が機能するか確かめます。
治療後も定期メンテナンスが必要
歯周病菌は完全に口の中からなくすことは難しいため治療を行った後でも口腔内には菌は存在します。日々のケアを怠ってしまって歯周病を再発するケースも少なくありません。
治療後は予後をチェックするために、定期的に歯科医院に通院して口の中の状態を検査しましょう。人によって異なりますが、3ヶ月に1回の来院頻度で済むことが多いようです。
定期的に来院して口の中を検査することで歯周病が再発する前にメンテナンスをしておけば大きな治療につながることを避けられます。